芥川龍之介 『彼 第二』 僕はその指環を手にとって見、内側に雕ってある「桃子へ」と云う字に頬笑まない訣には行かなかった。 「僕はその『桃子へ』の下に僕の名を入れるように註文したんだけれど。 それはあるいは職人の間違いだったかも知れなかった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア