芥川龍之介 『彼 第二』 僕等はもう船の灯の多い黄浦江の岸を歩いていた。 彼はちょっと歩みをとめ、顋で「見ろ」と云う合図をした。 靄の中に仄めいた水には白い小犬の死骸が一匹、緩い波に絶えず揺すられていた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア