芥川龍之介 『彼 第二』 靄の中に仄めいた水には白い小犬の死骸が一匹、緩い波に絶えず揺すられていた。 そのまた小犬は誰の仕業か、頸のまわりに花を持った一つづりの草をぶら下げていた。 それは惨酷な気がすると同時に美しい気がするのにも違いなかった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア