のみならず朋輩たちに、後指をさされはしないかと云う、懸念も満更ないではなかった。
が、それにも増して堪え難かったのは、念友の求馬を唯一人甚太夫に託すと云う事であった。
そこで彼は敵打の一行が熊本の城下を離れた夜、とうとう一封の書を家に遺して、彼等の後を慕うべく、双親にも告げず家出をした。
のみならず朋輩たちに、後指をさされはしないかと云う、懸念も満更ないではなかった。
が、それにも増して堪え難かったのは、念友の求馬を唯一人甚太夫に託すと云う事であった。
そこで彼は敵打の一行が熊本の城下を離れた夜、とうとう一封の書を家に遺して、彼等の後を慕うべく、双親にも告げず家出をした。