どう間違ったって浩さんが碌々として頭角をあらわさないなどと云う不見識な事は予期出来んのである。
――それだからあの旗持は浩さんだ。
黒い塊りが敵塁の下まで来たから、もう塁壁を攀じ上るだろうと思ううち、たちまち長い蛇の頭はぽつりと二三寸切れてなくなった。
どう間違ったって浩さんが碌々として頭角をあらわさないなどと云う不見識な事は予期出来んのである。
――それだからあの旗持は浩さんだ。
黒い塊りが敵塁の下まで来たから、もう塁壁を攀じ上るだろうと思ううち、たちまち長い蛇の頭はぽつりと二三寸切れてなくなった。