同時に義仲の祐筆にして、しかも革命軍の軍師なりし大夫坊覚明は、延暦寺に牒して之を誘ひ、山門亦之に応じて、明に平氏に対して反抗の旗をひるがへしたり。
是、実に平氏が蒙りたる最後の痛撃なりき。
山門既に平氏に反く、平氏が、知盛、重衡等をして率ゐしめたる防禦軍が、遂に海潮の如く迫り来る革命軍に対して、殆ど何等の用をもなさざりしも豈宜ならずや。
同時に義仲の祐筆にして、しかも革命軍の軍師なりし大夫坊覚明は、延暦寺に牒して之を誘ひ、山門亦之に応じて、明に平氏に対して反抗の旗をひるがへしたり。
是、実に平氏が蒙りたる最後の痛撃なりき。
山門既に平氏に反く、平氏が、知盛、重衡等をして率ゐしめたる防禦軍が、遂に海潮の如く迫り来る革命軍に対して、殆ど何等の用をもなさざりしも豈宜ならずや。