鳳闕の礎空しく残りて、西八条の余燼、未暖なる寿永二年七月二十六日、我木曾冠者義仲は、白馬金鞍、揚々として、彼が多年、夢寐の間に望みたる洛陽に入れり。
超えて八月十日、左馬頭兼伊予守に拝せられ、虎符を佩び皐比に坐し、号して旭日将軍と称しぬ。
今や、彼が得意は其頂点に達したり。
鳳闕の礎空しく残りて、西八条の余燼、未暖なる寿永二年七月二十六日、我木曾冠者義仲は、白馬金鞍、揚々として、彼が多年、夢寐の間に望みたる洛陽に入れり。
超えて八月十日、左馬頭兼伊予守に拝せられ、虎符を佩び皐比に坐し、号して旭日将軍と称しぬ。
今や、彼が得意は其頂点に達したり。