彼が法皇のクーデターを聞くや、彼は「北国の雪をはらうて京へ上りしより一度も敵に後を見せず、仮令十善の君にましますとも甲を脱ぎ弓の弦をはづして降人にはえこそまゐるまじけれ」と絶叫したり。
若し兵衛佐頼朝をして此際に処せしめむ乎。
彼は如何なる死地に陥るも、法住寺殿の変はなさざりしならむ。
彼が法皇のクーデターを聞くや、彼は「北国の雪をはらうて京へ上りしより一度も敵に後を見せず、仮令十善の君にましますとも甲を脱ぎ弓の弦をはづして降人にはえこそまゐるまじけれ」と絶叫したり。
若し兵衛佐頼朝をして此際に処せしめむ乎。
彼は如何なる死地に陥るも、法住寺殿の変はなさざりしならむ。