夜ふけの二条の城の居間に直之の首を実検するのは昼間よりも反ってものものしかった。
家康は茶色の羽織を着、下括りの袴をつけたまま、式通りに直之の首を実検した。
そのまた首の左右には具足をつけた旗本が二人いずれも太刀の柄に手をかけ、家康の実検する間はじっと首へ目を注いでいた。
夜ふけの二条の城の居間に直之の首を実検するのは昼間よりも反ってものものしかった。
家康は茶色の羽織を着、下括りの袴をつけたまま、式通りに直之の首を実検した。
そのまた首の左右には具足をつけた旗本が二人いずれも太刀の柄に手をかけ、家康の実検する間はじっと首へ目を注いでいた。