芥川龍之介 『孤独地獄』 誰も、この放蕩三昧の禅僧がそれからどうなつたか、知つてゐる者はない。 唯その日禅超は、錦木の許へ金剛経の疏抄を一冊忘れて行つた。 津藤が後年零落して、下総の寒川へ閑居した時に常に机上にあつた書籍の一つはこの疏抄である。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア