芥川龍之介 『子供の病気』 「ああ、今晩は少のうございますね」手洗いの湯をすすめに来た母はほとんど手柄顔にこう云った。 自分も安心をしなかったにしろ、安心に近い寛ぎを感じた。 それには粘液の多少のほかにも、多加志の顔色や挙動などのふだんに変らないせいもあったのだった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア