芥川龍之介 『黒衣聖母』 第一これは顔を除いて、他はことごとく黒檀を刻んだ、一尺ばかりの立像である。 のみならず頸のまわりへ懸けた十字架形の瓔珞も、金と青貝とを象嵌した、極めて精巧な細工らしい。 その上顔は美しい牙彫で、しかも唇には珊瑚のような一点の朱まで加えてある。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア