そうして今度はお栄にもわかるように、この黒檀の麻利耶観音へ、こんな願をかけ始めました。
「童貞聖麻利耶様、私が天にも地にも、杖柱と頼んで居りますのは、当年八歳の孫の茂作と、ここにつれて参りました姉のお栄ばかりでございます。
お栄もまだ御覧の通り、婿をとるほどの年でもございません。
そうして今度はお栄にもわかるように、この黒檀の麻利耶観音へ、こんな願をかけ始めました。
「童貞聖麻利耶様、私が天にも地にも、杖柱と頼んで居りますのは、当年八歳の孫の茂作と、ここにつれて参りました姉のお栄ばかりでございます。
お栄もまだ御覧の通り、婿をとるほどの年でもございません。