ところがかれこれ一時間ばかりすると、茂作の介抱をしていた年輩の女中が、そっと次の間の襖を開けて、「御嬢様ちょいと御隠居様を御起し下さいまし。
と、慌てたような声で云いました。
そこでお栄は子供の事ですから、早速祖母の側へ行って、「御婆さん、御婆さん。
ところがかれこれ一時間ばかりすると、茂作の介抱をしていた年輩の女中が、そっと次の間の襖を開けて、「御嬢様ちょいと御隠居様を御起し下さいまし。
と、慌てたような声で云いました。
そこでお栄は子供の事ですから、早速祖母の側へ行って、「御婆さん、御婆さん。