芥川龍之介 『湖南の扇』 車ももうあすこに待たせてあるんだ。 僕は翌々十八日の午後、折角の譚の勧めに従い、湘江を隔てた嶽麓へ麓山寺や愛晩亭を見物に出かけた。 僕等を乗せたモオタア・ボオトは在留日本人の「中の島」と呼ぶ三角洲を左にしながら、二時前後の湘江を走って行った。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア