芥川龍之介 『湖南の扇』 その又籠の中には栗鼠が二匹、全然何の音も立てずに止まり木を上ったり下ったりしていた。 それは窓や戸口に下げた、赤い更紗の布と一しょに珍しい見ものに違いなかった。 しかし少くとも僕の目には気味の悪い見ものにも違いなかった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア