芥川龍之介 『湖南の扇』 彼女は水色の夏衣裳の胸に不相変メダルをぶら下げていた。 が、間近に来たのを見ると、たとい病的な弱々しさはあっても、存外ういういしい処はなかった。 僕は彼女の横顔を見ながら、いつか日かげの土に育った、小さい球根を考えたりしていた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア