芥川龍之介 『黄粱夢』 そうして、眼に見えない分銅が足の先へついてでもいるように、体が下へ下へと沈んで行く――と思うと、急にはっと何かに驚かされて、思わず眼を大きく開いた。 すると枕もとには依然として、道士の呂翁が坐っている。 主人の炊いでいた黍も、未だに熟さないらしい。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア