芥川龍之介 『好色』 平中は袴の膝を立てながら、うつとりと軒の空を見上げた。 空は簇つた花の間に、薄青い色をなごませてゐる。 「それにしてもこの間から、いくら文を持たせてやつても、返事一つよこさないのは、剛情にも程があるぢやないか? 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア