江戸川乱歩 『心理試験』 蕗屋は、真青になった顔の、額の所にビッショリ汗を浮かせて、じっと黙り込んでいた。 彼はもうこうなったら、弁明すればする丈け、ボロを出す許りだと思った。 彼は、頭がいい丈けに、自分の失言がどんなに雄弁な自白だったかということを、よく弁えていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア