殆ど二六時中、椅子の中の窮屈な場所で、腕を曲げ、膝を折っている為に、身体中が痺れた様になって、完全に直立することが出来ず、しまいには、料理場や化粧室への往復を、躄の様に、這って行った程でございます。
私という男は、何という気違いでありましょう。
それ程の苦しみを忍んでも、不思議な感触の世界を見捨てる気になれなかったのでございます。
殆ど二六時中、椅子の中の窮屈な場所で、腕を曲げ、膝を折っている為に、身体中が痺れた様になって、完全に直立することが出来ず、しまいには、料理場や化粧室への往復を、躄の様に、這って行った程でございます。
私という男は、何という気違いでありましょう。
それ程の苦しみを忍んでも、不思議な感触の世界を見捨てる気になれなかったのでございます。