併し、そんな彼にも、生命を惜しむ本能丈けは具っていたと見えて、二十五歳の今日が日まで「死ぬ死ぬ」といいながら、つい死切れずに生き長えているのでした。
親許から月々いくらかの仕送りを受けることの出来る彼は、職業を離れても別に生活には困らないのです。
一つはそういう安心が、彼をこんな気まま者にして了ったのかも知れません。
併し、そんな彼にも、生命を惜しむ本能丈けは具っていたと見えて、二十五歳の今日が日まで「死ぬ死ぬ」といいながら、つい死切れずに生き長えているのでした。
親許から月々いくらかの仕送りを受けることの出来る彼は、職業を離れても別に生活には困らないのです。
一つはそういう安心が、彼をこんな気まま者にして了ったのかも知れません。