径二寸ばかりの雲形をして、糸よりも細い光線が洩れているのです。
なんだろうと思って、彼はソッと懐中電燈を点して、検べて見ますと、それは可也大きな木の節で、半分以上まわりの板から離れているのですが、あとの半分で、やっとつながり、危く節穴になるのを免れたものでした。
一寸爪の先でこじさえすれば、何なく離れて了い相なのです。
径二寸ばかりの雲形をして、糸よりも細い光線が洩れているのです。
なんだろうと思って、彼はソッと懐中電燈を点して、検べて見ますと、それは可也大きな木の節で、半分以上まわりの板から離れているのですが、あとの半分で、やっとつながり、危く節穴になるのを免れたものでした。
一寸爪の先でこじさえすれば、何なく離れて了い相なのです。