一寸爪の先でこじさえすれば、何なく離れて了い相なのです。
そこで、三郎は外の隙間から下を見て、部屋の主が已に寝ていることを確めた上、音のしない様に注意しながら、長い間かかって、とうとうそれをはがして了いました。
都合のいいことには、はがした後の節穴が、杯形に下側が狭くなっていますので、その木の節を元々通りつめてさえ置けば、下へ落ちる様なことはなく、そこにこんな大きな覗き穴があるのを、誰にも気附かれずに済むのです。
一寸爪の先でこじさえすれば、何なく離れて了い相なのです。
そこで、三郎は外の隙間から下を見て、部屋の主が已に寝ていることを確めた上、音のしない様に注意しながら、長い間かかって、とうとうそれをはがして了いました。
都合のいいことには、はがした後の節穴が、杯形に下側が狭くなっていますので、その木の節を元々通りつめてさえ置けば、下へ落ちる様なことはなく、そこにこんな大きな覗き穴があるのを、誰にも気附かれずに済むのです。