寧ろ、その殺人行為が、残虐であればある程、彼の異常な慾望は、一層満足させられるのでした。
それでは、何故遠藤に限って、殺人罪が発覚しない――少くとも三郎がそう信じていたか――といいますと、それには、次の様な事情があったのです。
東栄館へ引越して四五日たった時分でした。
寧ろ、その殺人行為が、残虐であればある程、彼の異常な慾望は、一層満足させられるのでした。
それでは、何故遠藤に限って、殺人罪が発覚しない――少くとも三郎がそう信じていたか――といいますと、それには、次の様な事情があったのです。
東栄館へ引越して四五日たった時分でした。