江戸川乱歩 『屋根裏の散歩者』 十日の間も、少しも気附かれる事なしに、毎日何回となく、屋根裏を這い廻っていた彼の苦心は、一通ではありません。 綿密なる注意、そんなありふれた言葉では、迚も云い現せない様なものでした。 ――三郎は又しても遠藤の部屋の天井裏をうろついていました。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア