明智は遠藤の部屋を見て了うと、又三郎の所へ戻って、暫く雑談を取交した後、何事もなく帰って行ったのです。
ただ、その雑談の間に、次の様な問答のあったことを書き洩らす訳には行きません、なぜといって、これは一見極くつまらない様に見えて、その実、このお話の結末に最も重大な関係を持っているのですから。
その時明智は、袂から取出したエアシップに火をつけながら、ふと気がついた様にこんなことを云ったのです。
明智は遠藤の部屋を見て了うと、又三郎の所へ戻って、暫く雑談を取交した後、何事もなく帰って行ったのです。
ただ、その雑談の間に、次の様な問答のあったことを書き洩らす訳には行きません、なぜといって、これは一見極くつまらない様に見えて、その実、このお話の結末に最も重大な関係を持っているのですから。
その時明智は、袂から取出したエアシップに火をつけながら、ふと気がついた様にこんなことを云ったのです。