三郎は、その当座、例の目覚し時計のことが、何となく気になって、夜もおちおち睡れないのでした。
仮令遠藤が自殺したのでないということが分っても、彼がその下手人だと疑われる様な証拠は、一つもない筈ですから、そんなに心配しなくともよさそうなものですが、でも、それを知っているのがあの明智だと思うと、なかなか安心は出来ないのです。
ところが、それから半月ばかりは何事もなく過去って了いました。
三郎は、その当座、例の目覚し時計のことが、何となく気になって、夜もおちおち睡れないのでした。
仮令遠藤が自殺したのでないということが分っても、彼がその下手人だと疑われる様な証拠は、一つもない筈ですから、そんなに心配しなくともよさそうなものですが、でも、それを知っているのがあの明智だと思うと、なかなか安心は出来ないのです。
ところが、それから半月ばかりは何事もなく過去って了いました。