それは、遠藤の声ではなくて、どうやら聞き覚えのある、外の人の声だったものですから、三郎はやっと逃げるのを踏み止まって、恐々ふり返って見ますと、
「失敬失敬」
そう云いながら、以前よく三郎自身がした様に、押入れの天井から降りて来たのは、意外にも、あの明智小五郎でした。
それは、遠藤の声ではなくて、どうやら聞き覚えのある、外の人の声だったものですから、三郎はやっと逃げるのを踏み止まって、恐々ふり返って見ますと、
「失敬失敬」
そう云いながら、以前よく三郎自身がした様に、押入れの天井から降りて来たのは、意外にも、あの明智小五郎でした。