二三度本を買って覚えている所によれば、この古本屋の細君というのが、却々の美人で、どこがどういうではないが、何となく官能的に男を引きつける様な所があるのだ。
彼女は夜はいつでも店番をしているのだから、今晩もいるに違いないと、店中を、といっても二間半間口の手狭な店だけれど、探して見たが、誰れもいない。
いずれそのうちに出て来るのだろうと、私はじっと目で待っていたものだ。
二三度本を買って覚えている所によれば、この古本屋の細君というのが、却々の美人で、どこがどういうではないが、何となく官能的に男を引きつける様な所があるのだ。
彼女は夜はいつでも店番をしているのだから、今晩もいるに違いないと、店中を、といっても二間半間口の手狭な店だけれど、探して見たが、誰れもいない。
いずれそのうちに出て来るのだろうと、私はじっと目で待っていたものだ。