つまり、一口に云えば、彼は極端な夢想家に外ならぬのでありました。
では、彼はそうして、あらゆる世上のことを放擲して、一体何を夢見ていたかと云いますと、それは、彼自身の理想郷、無可有郷のこまごました設計についてでありました。
彼は学校にいる時分から、プラトー以来の数十種の理想国物語、無可有郷物語を、世にも熱心に耽読しました。
つまり、一口に云えば、彼は極端な夢想家に外ならぬのでありました。
では、彼はそうして、あらゆる世上のことを放擲して、一体何を夢見ていたかと云いますと、それは、彼自身の理想郷、無可有郷のこまごました設計についてでありました。
彼は学校にいる時分から、プラトー以来の数十種の理想国物語、無可有郷物語を、世にも熱心に耽読しました。