江戸川乱歩 『パノラマ島綺譚』 そして、驚くべきことは、その花の蔭の少しばかりのほの暗い空地に、一人の美しい娘が、乳色の肌をあらわにして、ものうげに横わっているのです。 苔を褥に頬杖をついて、腹這いに沼を覗いているのです。 「まあ、あんな所に……」千代子は思わず声を揚げました。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア