広原のある箇所に、間近く寄って見ないでは分らぬ様な、一つのくびれがあって、忍びの道はそこに薄暗く生い茂った雑草をかき分けて進む様になっています。
その中におりて暫く行くと、雑草は益々深くなって、いつしか二人の全身を覆って了い、道は又、あやめもわかぬ暗闇へと這入って行くのでありました。
二十
広原のある箇所に、間近く寄って見ないでは分らぬ様な、一つのくびれがあって、忍びの道はそこに薄暗く生い茂った雑草をかき分けて進む様になっています。
その中におりて暫く行くと、雑草は益々深くなって、いつしか二人の全身を覆って了い、道は又、あやめもわかぬ暗闇へと這入って行くのでありました。
二十