江戸川乱歩 『吸血鬼』 間もなく、二人は何が何だか分らない、気違いめいた気持で、自動車のクッションに膝を並べていた。 三谷は「そんなことで、僕の心が変るものですか」といわぬばかりに、じっと倭文子の手を握りしめていた。 二人とも一言も口を利かなかった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア