江戸川乱歩 『吸血鬼』 くすんだ皮の長椅子の凭れをバックにして、倭文子の白い顔、派手なクッション、茂少年の林檎の様に赤い頬。 「母と子」と題する、美しい絵の様に眺められた。 三谷は二人から目を上げて、彼等の頭の上の壁に懸っている、引伸ばし写真の額を見た。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア