それが分らぬ相手ではない筈だ。
彼女も立って行って、三谷と並んで、窓の外を見た。
少し赤みがかった日光が、立木の影を長々と投げている、美しい芝生に、いつの間にか、部屋を抜け出して行った茂少年が、彼の身体の二倍程もある、愛犬のシグマと、たわむれているのが見えた。
それが分らぬ相手ではない筈だ。
彼女も立って行って、三谷と並んで、窓の外を見た。
少し赤みがかった日光が、立木の影を長々と投げている、美しい芝生に、いつの間にか、部屋を抜け出して行った茂少年が、彼の身体の二倍程もある、愛犬のシグマと、たわむれているのが見えた。