燈火のない部屋を二つ三つ通り過ぎ、妙な階段を下った所に、ジメジメと土臭い小部屋があった。
小さなカンテラがついているばかりで、よく分らぬけれど、柱も何もないコンクリートの壁、赤茶けた薄縁、どうやら地底の牢獄といった感じである。
声を立てて助けを求めるという様なことを、考える隙もない程、咄嗟の出来事であった。
燈火のない部屋を二つ三つ通り過ぎ、妙な階段を下った所に、ジメジメと土臭い小部屋があった。
小さなカンテラがついているばかりで、よく分らぬけれど、柱も何もないコンクリートの壁、赤茶けた薄縁、どうやら地底の牢獄といった感じである。
声を立てて助けを求めるという様なことを、考える隙もない程、咄嗟の出来事であった。