明智はこの事件に、ひどく興味を覚たので、少しも勿体ぶる事なく、直に同行を承諾した。
ところが、いざ出発という間際に、甚だ幸先の悪い出来事が起った。
明智が外出の支度をして、文代さんに留守中のことをいい残していた時、一足先に廊下へ出ようとした三谷が、ドアの下の隙間から、一通の封書が覗いているのを発見した。
明智はこの事件に、ひどく興味を覚たので、少しも勿体ぶる事なく、直に同行を承諾した。
ところが、いざ出発という間際に、甚だ幸先の悪い出来事が起った。
明智が外出の支度をして、文代さんに留守中のことをいい残していた時、一足先に廊下へ出ようとした三谷が、ドアの下の隙間から、一通の封書が覗いているのを発見した。