電話口へは文代さんが出たが、その時は、留守宅に、まだ何の異状も起っていなかったのだ。
それから、晩餐の席につく前に、一度例の二階の書斎を見て置くことにして、三谷と斎藤老人の案内で、彼はそこへ上って行った。
室内の様子は、先日小川と名乗る人物が殺され、その死体が紛失した当時と、少しも変った所はなかった。
電話口へは文代さんが出たが、その時は、留守宅に、まだ何の異状も起っていなかったのだ。
それから、晩餐の席につく前に、一度例の二階の書斎を見て置くことにして、三谷と斎藤老人の案内で、彼はそこへ上って行った。
室内の様子は、先日小川と名乗る人物が殺され、その死体が紛失した当時と、少しも変った所はなかった。