江戸川乱歩 『吸血鬼』 二人はボソボソと囁きながら、蝸牛の殻の様に、グルグル曲った、板張りの細道を、奥へ奥へと歩いて行った。 両側には、菊人形の様々の場面が、美しいというよりは、寧ろ不気味な、グロテスクな感じで、並んでいた。 そして、むせ返る菊の薫りだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア