江戸川乱歩 『吸血鬼』 風がなかったので、賊の風船は、一直線に、グングン天上した。 見る見る小さくなって、果ては子供のおもちゃのゴム風船みたいになって、とうとう、低い白雲の中へ姿を隠してしまった。 この絶好のナンセンス種に、喜んだのは社会記者だ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア