風船が雲間に隠れてから数時間、その日のお昼過ぎになって、警視庁幹部の人々が、予想した通りの現象が起った。
不完全な風船は、廉物の空気枕みたいに、どこからともなく瓦斯が漏れて、段々重くなって行った。
そして、再び雲を破って下界に姿を現わしたのは、隅田川の下流、清洲橋の空であった。
風船が雲間に隠れてから数時間、その日のお昼過ぎになって、警視庁幹部の人々が、予想した通りの現象が起った。
不完全な風船は、廉物の空気枕みたいに、どこからともなく瓦斯が漏れて、段々重くなって行った。
そして、再び雲を破って下界に姿を現わしたのは、隅田川の下流、清洲橋の空であった。