江戸川乱歩 『吸血鬼』 見ると、賊の気球は、五六丁向うの海上を、波立つ水面とすれすれに危くも飛びつづけている。 「オイ、君あの風船に乗っている奴が、いつの間にか、人形に変っているのじゃあるまいね」 恒川警部が、傍らの一刑事を顧みて、突飛なことをいった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア