一方、賊の風船は、第一のお台場を越したあたりで、遂に全く浮力を失い、ダブダブにしわのよった気嚢を、巨大な章魚の死骸の様に、水面に浮べた。
墜落した刹那、下部に、ぶら下っていた賊は、ザブンと水中にもぐり、したたか潮水を呑まされたが、もがきにもがいて、やっと水面に浮上り、漂う気嚢の片隅にすがりつくことが出来た。
彼はもう疲れ切っていた。
一方、賊の風船は、第一のお台場を越したあたりで、遂に全く浮力を失い、ダブダブにしわのよった気嚢を、巨大な章魚の死骸の様に、水面に浮べた。
墜落した刹那、下部に、ぶら下っていた賊は、ザブンと水中にもぐり、したたか潮水を呑まされたが、もがきにもがいて、やっと水面に浮上り、漂う気嚢の片隅にすがりつくことが出来た。
彼はもう疲れ切っていた。