江戸川乱歩 『吸血鬼』 慌ただしいエンジンの響きも、刻々その音が高まって来た。 しかし、彼はまだへこたれなかった。 見るも無慙な努力を続けて、とうとう気嚢の上によじ昇り、その平な中央に、ヨロヨロと立上って、図太くも、追手の船を迎える様に、身構えた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア