見るも無慙な努力を続けて、とうとう気嚢の上によじ昇り、その平な中央に、ヨロヨロと立上って、図太くも、追手の船を迎える様に、身構えた。
警察ランチと、先頭の小型モーターボートとの距離は、いつの間にか、二丁程も隔たっていた。
その異常に熱心な素人追撃者は、今、風船ボートの上に、スックと立ちはだかった怪賊めがけて、舳が空に飛び上る程の快速力で、まっしぐらに進んで行く。
見るも無慙な努力を続けて、とうとう気嚢の上によじ昇り、その平な中央に、ヨロヨロと立上って、図太くも、追手の船を迎える様に、身構えた。
警察ランチと、先頭の小型モーターボートとの距離は、いつの間にか、二丁程も隔たっていた。
その異常に熱心な素人追撃者は、今、風船ボートの上に、スックと立ちはだかった怪賊めがけて、舳が空に飛び上る程の快速力で、まっしぐらに進んで行く。