江戸川乱歩 『吸血鬼』 ソッとささやくと、少年は、母の腹の上を、無理に上の方へはい上って来た。 暗くて見えはせぬけれど、せめて母の顔のそばにいたかったのだ。 やがて、狭い箱の中で、母と子が重なり合って、窮屈な頬ずりをしていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア