三谷も、目を小怪物に釘づけにして、熱心に見物している。
彼等は、珍らしい手品を見入る二人の大きな子供であった。
一寸法師は、倒れたわら人形の上に、しゃがみ込んで、人形が果して死んでいるかどうかを、確めるものの如く、しばらく様子を見ていたが、いよいよ息が絶えたと知ると(彼は巧に、そういう身振りをして見せるのだ)いきなりわら人形を小脇に抱えて、少しも足音を立てず、入口へと近づき、ポケットから用意の合鍵を出してドアを開くと、そのまま廊下へ姿を消した。
三谷も、目を小怪物に釘づけにして、熱心に見物している。
彼等は、珍らしい手品を見入る二人の大きな子供であった。
一寸法師は、倒れたわら人形の上に、しゃがみ込んで、人形が果して死んでいるかどうかを、確めるものの如く、しばらく様子を見ていたが、いよいよ息が絶えたと知ると(彼は巧に、そういう身振りをして見せるのだ)いきなりわら人形を小脇に抱えて、少しも足音を立てず、入口へと近づき、ポケットから用意の合鍵を出してドアを開くと、そのまま廊下へ姿を消した。