小怪物は、上にあがって、床板をはめると、手落ちはないかと、あたりを見廻した上、また少しも音を立てぬ歩き方で、二階の書斎へと引返す。
見物達が、そのあとを追ったのは、いうまでもない。
書斎に帰った怪物は、見物達が、部屋に入るのを待って、ドアにかぎをかけると、その辺を入念に見廻してから、また仏像を足場に、細引を伝わって、クモの様に、スルスルと天井裏へ舞い上って行った。
小怪物は、上にあがって、床板をはめると、手落ちはないかと、あたりを見廻した上、また少しも音を立てぬ歩き方で、二階の書斎へと引返す。
見物達が、そのあとを追ったのは、いうまでもない。
書斎に帰った怪物は、見物達が、部屋に入るのを待って、ドアにかぎをかけると、その辺を入念に見廻してから、また仏像を足場に、細引を伝わって、クモの様に、スルスルと天井裏へ舞い上って行った。