楕円の光でふちどられた、絨氈の上の黒い死骸、その首の真赤な紐、奇怪な、しかし美しい絵であった。
やがて、同じ細引を伝わって、加害者のマスクの怪物が、スルスルと、静かな画面の中へ入って来た。
彼は暫く死骸の上にかがみ込んで、しらべていたが、蘇生の心配がないと分ったのか、身体を括った細引を解いて、椅子とテーブルの足場によじ昇り、細引を天井へ隠し、今降りて来た穴に、元通り板をはめ、さて、不要になった椅子、テーブルは元の場所へ戻し、注意深く、犯罪の跡を消してしまった。
楕円の光でふちどられた、絨氈の上の黒い死骸、その首の真赤な紐、奇怪な、しかし美しい絵であった。
やがて、同じ細引を伝わって、加害者のマスクの怪物が、スルスルと、静かな画面の中へ入って来た。
彼は暫く死骸の上にかがみ込んで、しらべていたが、蘇生の心配がないと分ったのか、身体を括った細引を解いて、椅子とテーブルの足場によじ昇り、細引を天井へ隠し、今降りて来た穴に、元通り板をはめ、さて、不要になった椅子、テーブルは元の場所へ戻し、注意深く、犯罪の跡を消してしまった。